ビンディングペダルおすすめ6選|ペダル本体の比較【2026年版】

ビンディングペダルはSPD-SLとSPDのどちらを選ぶ?ロードは舗装路向けのSPD-SL、通勤やMTBは歩きやすいSPDが基本です。固定部の形・歩きやすさ・用途の違いを比較し、シマノPD-M520・PD-R550・PD-R7000など6モデルを紹介します。

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自転車をフラットペダルで乗っているなら、ビンディングペダルへの変更はペダリング効率を大きく高めるステップアップです。ただしビンディングペダルには「SPD-SL」と「SPD」という2つの主要規格があり、車種や用途によって選ぶべき規格が変わります。この記事では規格の違いを整理したうえで、ロードバイク向け・MTB/トレッキング向け・コスパ重視という3つの切り口に、SPDの定番PD-M520とSPD-SLのPD-R550・PD-R7000(105)を加えた6モデルを紹介します。

規格選びを間違えると、せっかく買ったペダルがシューズと合わずに使えないという事態になりかねません。まずは規格の違いから理解し、そのうえで自分の走り方に合ったモデルを選んでいきましょう。

舗装路メインのロードバイクならシマノPD-RS500、未舗装路や通勤との併用ならシマノPD-EH500、価格を抑えてSPD-SLを試したいならGORIX GX-R31が候補です。


ペダル規格はSPD-SL(SPDSL)とSPDの2種類

SPD-SL(SPDSLと表記されることもあります)はロードバイク向けの3穴クリート規格、SPDはMTB・トレッキング向けの2穴クリート規格です。ビンディングペダルを選ぶ前に、シマノが展開するこの2つの規格の違いを押さえておきましょう。どちらも専用のクリートをシューズのソールに固定し、ペダルとシューズを固定して使う仕組みですが、想定する用途がまったく異なります。

  • SPD-SL(ロードバイク用): 3点式の大きなクリートを使い、ペダル側の接地面積を広く取れる規格です。「面で踏む」構造のためパワー伝達効率が高く、舗装路を長時間・高速で走るロードバイクに向いています。ただしクリートが大きく出っ張るため、専用シューズを履いたままの歩行には不向きです。
  • SPD(MTB・トレッキング用): 2点式の小型クリートを使い、ペダル側もコンパクトな「点で踏む」構造です。クリートがシューズのソールに埋め込まれる形になるため、装着したままでも靴底が床に当たらず、普通に歩けます。未舗装路での足つきや、通勤・輪行で歩く場面が多いクロスバイク・MTBに向いています。

なお、シマノの型番では、SPDの定番として知られるのが「PD-M520」、SPD-SLの入門モデルとして定番なのが「PD-R550」です。どちらも規格の入口になりやすいペダルなので、迷ったときの比較の物差しとして覚えておくと選びやすくなります。この記事ではペダル本体の違いを中心に扱い、シューズ側の選び方は別記事に分けています。

情報:

SPD-SL用とSPD用でシューズ・クリートに互換性はありません。ペダルを選ぶ前に、自分のシューズがどちらの規格に対応しているか、または新規で揃えるならどちらの用途で使うかを先に決めましょう。

比較項目SPD-SLSPD
固定部の形3穴の大型タイプ2穴の小型タイプ
歩きやすさ歩行には不向き装着したままでも歩ける
踏み面広い(面で踏む)小さい(点で踏む)
向く用途ロードバイク・舗装路の長距離MTB・トレッキング・通勤
本記事の該当モデルPD-RS500・GX-R31PD-EH500

フラットペダルからの乗り換えを検討している場合、走る場所を基準に選ぶのが分かりやすい判断軸です。信号のない郊外の舗装路をスピード重視で走るならSPD-SL、街乗り・通勤・林道混じりのライドで頻繁に足を着くならSPDを選ぶと失敗が少なくなります。

SPD-SLとSPD、どちらが自分に合うか

メリット

  • SPD-SL: 面で踏めるためパワー伝達効率が高く、長距離・高速巡航で有利
  • SPD: 小型クリートで歩きやすく、信号待ちや輪行時のストレスが少ない
  • SPD: 片面フラット併用モデルなら普段靴のままでも乗れる

デメリット

  • SPD-SL: クリートが大きく出っ張り、専用シューズでの歩行には不向き
  • SPD: SPD-SLと比べると踏み面が小さく、パワー伝達効率はやや劣る
  • どちらも既存のフラットペダル用シューズはそのまま使えない

早見表:ビンディングペダルおすすめ6選

モデル規格参考価格特徴
シマノ PD-RS500SPD-SL¥7,118ロード入門〜中級の定番、クリート付属
シマノ PD-EH500SPD(片面フラット併用可)¥9,155普段靴でも乗れるトレッキング向け
GORIX GX-R31SPD-SL互換¥4,999カーボン製で軽量・低価格
シマノ PD-M520SPD(両面)¥6,658SPDの定番、MTB・クロスバイク向け
シマノ PD-R550SPD-SL¥10,450ロード入門のSPD-SL、クリート付属
シマノ 105 PD-R7000SPD-SL¥14,200105グレードのSPD-SL、駆動系とそろえやすい

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ペダルの規格が決まったら、同じ規格の靴もそろえる必要があります。対応モデルはビンディングシューズおすすめ(SPDとSPD-SLの違い)で比較しています。


ロードバイク入門〜中級の定番: シマノ PD-RS500

シマノ(SHIMANO) ペダル(SPD-SL) PD-RS500 クリート(SM-SH11)付属

シマノ(SHIMANO) ペダル(SPD-SL) PD-RS500 クリート(SM-SH11)付属

4.5

ロードバイク入門〜中級者向けのSPD-SLビンディングペダル。クリートが付属しているため購入後すぐに使い始められる、シマノの定番エントリーモデル。

  • SPD-SL規格でシマノ製をはじめ多くのロードシューズと高い互換性を持つ
  • クリートSM-SH11が標準付属しており、購入後すぐに使用を開始できる
  • 上位グレード譲りの広い踏み面設計で、ペダリングの安定感が高い
  • フラットペダルからロードバイク・グラベルバイクへのステップアップに最適

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¥7,118

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舗装路メインでロードバイクに乗るなら、まず候補に挙がるのがシマノのSPD-SLエントリーモデル、PD-RS500です。参考価格は¥7,118、レビュー件数は4095件です。

上位グレード譲りの広い踏み面設計で、初めてのSPD-SLでもペダリング時の安定感を得やすい設計。クリートSM-SH11が標準で付属するので、フラットペダルからロード用シューズへ乗り換えるときもクリートを買い足さずに済みます。SPD-SL規格はシマノ製に限らず多くのロードシューズと互換性があるため、シューズ選びの自由度も高くなります。

エントリーグレードとはいえ、軸の回転はベアリング構造で滑らかに回り、上位モデルとの体感差は初心者のうちはそれほど大きくありません。「まずはSPD-SLを試してみたい」という段階から、ヒルクライムやロングライドを本格的に楽しみ始める段階まで、幅広く長く使えるバランスの良さが定番モデルとして選ばれ続けている理由です。上位モデルとの差が効いてくるのは、軽さや踏み面の剛性を求めるレース志向の人です。入門〜中級の段階でクリート付属のSPD-SLを1台目として選ぶなら、PD-RS500で十分に用途を満たせます。


MTB・クロスバイクの通勤兼用に: シマノ PD-EH500

シマノ(SHIMANO) ペダル(SPD) PD-EH500 トレッキング 片面SPD/片面フラット SM-SH56クリート付属

シマノ(SHIMANO) ペダル(SPD) PD-EH500 トレッキング 片面SPD/片面フラット SM-SH56クリート付属

4.4

片面SPD・片面フラットの両対応トレッキングペダル。普段履きの靴でもビンディングシューズでも乗れるため、MTB・クロスバイクの通勤兼用に向く。

  • 片面SPD・片面フラットの両対応で、靴を選ばず日常使いしやすい
  • フラット側は滑り止め加工が施され、普段靴でもグリップ性が高い
  • ローメンテナンスなカートリッジ軸シーリング構造で耐久性が高い
  • ステップイン・アウトのテンションを工具で調整でき、初心者にも扱いやすい

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¥9,155

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未舗装路での足つきや、普段靴のまま乗る場面が多いなら、片面SPD・片面フラットの両対応であるPD-EH500が使いやすいモデルです。参考価格は¥9,155、レビュー件数は4155件です。

トレッキングペダルの名前どおり、登山口までのアプローチや観光地での輪行を想定して設計されています。そのため、ビンディングシューズのまま歩く場面が多いクロスバイク通勤や、MTBでのトレイル往復でも扱いやすくなっています。フラット面側にはピンがあり、普段靴でも滑りにくいグリップが確保されています。

片面はSPDクリートで固定して走行効率を確保し、もう片面はフラット面として普段靴のまま踏めるようになっています。通勤で毎回ビンディングシューズに履き替えるのが面倒な人や、MTB・クロスバイクで街乗りとトレッキングの両方をこなしたい人に向いています。ローメンテナンスなカートリッジ軸のシーリング構造で、雨天走行が多い通勤用途でも耐久性を確保しやすい点も選定理由になります。メーカー公表の構造に基づく想定として、通勤片道10km程度の使用であれば、雨天時でも軸のガタつきが出にくく、日常使いに向いています。

ヒント:

片面フラット構造のペダルは、リリーステンションを工具で軽めに調整しておくと、着脱に慣れていない段階でも足を外しやすくなります。信号待ちが多い街中では、まず軽めのテンションから試すのがおすすめです。


価格を抑えたい人に: GORIX GX-R31(カーボン)

GORIX(ゴリックス) ビンディングペダル ロードバイク カーボンコンポジット 軽量 クリート付属 GX-R31

GORIX(ゴリックス) ビンディングペダル ロードバイク カーボンコンポジット 軽量 クリート付属 GX-R31

3.7

SPD-SL互換のカーボンコンポジット製ビンディングペダル。軽量約266gと本格志向ながら価格を抑えており、コストを重視する入門者の選択肢になる。

  • カーボンファイバー素材の採用で軽量約266gという軽さを実現している
  • SPD-SL規格対応でシマノ製シューズ・クリートと組み合わせて使用可能
  • 着脱がしやすいクリートとフローティング機構が標準で付属している
  • 固定強度を調整ネジで自分の脚力・好みに合わせて細かく設定できる

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¥4,999

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SPD-SL規格に興味はあるものの、まずは価格を抑えて試したいという人には、SPD-SL互換のカーボンコンポジット製ペダルGORIX GX-R31が選択肢になります。参考価格は¥4,999、レビュー件数は330件です。

シマノ純正のPD-RS500と比べると価格は大きく抑えられていますが、規格自体は同じSPD-SLのため、クリートやシューズは共通で使い回せます。「まずSPD-SLがどんなものか試してみたい」「予算を抑えてロードバイクへの投資を始めたい」という段階の人にとって、参入コストを下げる選択肢になります。

カーボンファイバー素材の採用により、本体重量は約266gと軽量に仕上げられています。シマノ製シューズ・クリートとも組み合わせて使用できるため、規格自体はPD-RS500と同じSPD-SLです。固定強度は調整ネジで自分の脚力や好みに合わせて細かく設定できるので、初めてのビンディングペダルとして試しやすい価格帯にあります。メーカー公表スペックに基づく想定として、週末のみの利用で月間100km前後の走行であれば、価格帯なりの耐久性で1シーズン程度は運用しやすい構成です。

注意:

低価格帯のSPD-SL互換ペダルは、純正シマノ品と比べて踏み面の剛性やベアリングの耐久性で差が出る場合があります。頻繁に長距離を走る場合は、まずこのモデルで規格に慣れてから上位モデルへ乗り換える使い方も検討してください。

注意点として、GX-R31はSPD-SL互換品であり、シマノ純正クリートとの相性、ベアリングの耐久性、メーカー保証の範囲はシマノ製と同じではありません。購入前に商品ページで付属クリートや保証条件を確認してください。長距離を走る人や高出力で踏み込む人は、純正のPD-RS500を選ぶほうが安心です。


SPDの定番を選ぶなら: シマノ PD-M520

シマノ SPDペダル PD-M520 ブラック

シマノ SPDペダル PD-M520 ブラック

シマノのSPDペダルの定番モデル。両面にクリートを留められる構造で、MTBやクロスバイク、通勤で使うビンディングの入門に向く1台として、はじめての人にも選びやすいモデルです。

  • 両面でクリートを留められるので、足を乗せてすぐに踏み込みやすい
  • MTB・クロスバイク・グラベルで使われるSPD規格のペダルである
  • クリート(SM-SH51)が付属していて、届いてすぐ使い始められる
  • ペダル単体の価格が手頃で、ビンディングを試す最初の1台にしやすい

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¥6,658

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¥7,002

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SPD規格の定番として名前が挙がるのが、シマノのPD-M520です。参考価格は¥6,658、レビュー件数はです。

PD-EH500のように片面がフラットではなく、両面にSPDクリートを留められる構造です。足を乗せた側がどちらでも固定できるので、クリートの着脱に慣れる前の段階でもペダルを探して足元を見る必要がありません。MTBのほか、クロスバイクやグラベルでSPDシューズを使う人にも合います。クリートはSM-SH51が付属するため、シューズ側がSPD規格であれば届いてすぐに使えます。

普段靴のまま乗る場面が多いならPD-EH500、ビンディングに集中して走るならPD-M520、という選び分けが目安です。SPDシューズの選び方はビンディングシューズおすすめで比較しています。


SPD-SLの入門と105グレード: シマノ PD-R550 / PD-R7000

シマノ PD-R550 SPD-SL ビンディングペダル

シマノ PD-R550 SPD-SL ビンディングペダル

シマノのロード用SPD-SLペダルの入門モデルです。クリートが大きく踏み面が広いので、ロードバイクでペダルを踏む力を伝えやすいのが特徴です。

  • ロード用SPD-SL規格で、踏み面が広くペダルを踏む力を伝えやすい
  • クリート(SM-SH11)が付属するので、別に買い足す必要がない
  • ロードバイクでビンディングを始める人の入門に選びやすく、価格も抑えめである
  • SPD-SL規格のクリートとシューズを組み合わせて使う必要がある

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¥10,450

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楽天価格

¥12,611

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ロード用のSPD-SLで、PD-RS500より前から入門枠にあるのがPD-R550です。参考価格は¥10,450、レビュー件数はです。踏み面が広くクリートSM-SH11が付属する点はPD-RS500と同じで、「SPD-SLを試したい」段階の候補になります。

シマノ 105 PD-R7000 SPD-SLペダル

シマノ 105 PD-R7000 SPD-SLペダル

シマノ105グレードのSPD-SLペダルです。ロードバイクで使う前提の設計で、踏み面が広く、105コンポとグレードをそろえたい人に向きます。

  • 105グレードのロード用SPD-SLペダルで、駆動系とそろえやすい
  • 踏み面が広く、ペダリングで踏み込んだ力を逃がしにくい設計になっている
  • クリート(SM-SH11)が付属するので、届いてすぐに取り付けられる
  • 入門のPD-R550から、グレードを上げたいときの比較対象になる

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¥14,200

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¥16,706

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駆動系を105でそろえているなら、PD-R7000も候補です。参考価格は¥14,200、レビュー件数はです。ロード用SPD-SLという点は変わらず、グレードを上げたい人や、コンポーネントの見た目と等級をそろえたい人の選択肢です。

どれを選ぶかは、予算とグレードをそろえたいかどうかで決まります。入門ならPD-RS500かPD-R550、105に合わせるならPD-R7000、価格重視ならGORIX GX-R31、という整理で足ります。SPD-SLシューズとクリートの互換はビンディングシューズおすすめで扱っています。

ペダルの価格差は、軸の仕上げや重量、グレードによる見た目などに出ます。入門段階では踏み面とクリートの規格が合っていれば足ります。細かな重量差は商品ページの数値で確認してください。


スペック比較表

項目
PD-RS500おすすめ
PD-EH500
GX-R31
PD-M520
PD-R550
PD-R7000
規格SPD-SLSPD/片面フラットSPD-SL互換SPD(両面)SPD-SLSPD-SL
想定用途ロード舗装路MTB・通勤兼用ロード入門MTB・クロスロード入門ロード中級
クリート付属ありありありありありあり
参考価格帯中価格帯中価格帯低価格帯中価格帯中価格帯中〜高価格帯

※価格・重量はメーカー公表値およびAmazon掲載情報に基づく目安であり、実際の実売価格は変動します。購入前に商品ページで最新情報を確認してください。


ペダルのメンテナンスと交換の目安

ビンディングペダルは可動部が多いため、フラットペダルと比べて定期的なメンテナンスが効果を左右します。長く快適に使うために、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • クリートの摩耗を定期的に確認する: クリートはペダルとの接点として繰り返し擦れるため、角が丸くなると着脱の感触が変わったり、意図せず外れやすくなったりします。目安として半年〜1年、走行距離にして2,000〜3,000km程度で摩耗状態を確認しましょう
  • ペダル軸のガタつきをチェックする: 軸受け部分に遊びが出てきたら、グリスアップや軸受けの交換時期のサインです。異音や踏み込み時の違和感を感じたら早めに自転車店で点検してもらいましょう
  • 雨天走行後は水分を拭き取る: 特にPD-EH500のようなカートリッジ軸構造のモデルは、防水性が高いとはいえ、雨天走行が続いた後は表面の水分・泥を拭き取っておくと寿命が延びます
  • クリート固定ネジの緩みを確認する: シューズ側のクリート固定ネジは走行中の振動で少しずつ緩むことがあります。月に一度程度、増し締めの状態を確認しておくと、走行中の予期せぬクリート脱落を防げます
  • リリーステンションの再調整: 使い込むうちにテンションの効きが変わってくることがあります。着脱時の抵抗感が変わったと感じたら、調整ネジで好みの強さに合わせ直しましょう

クリートの交換自体は自分でも行えますが、ペダル本体の分解整備やベアリングの交換は専門的な工具が必要です。異音やガタつきが気になる場合は無理をせず自転車店に相談してください。使用頻度や走行環境によって寿命は変わりますが、目安として2〜3年、あるいは異音・ガタつきを感じた時点で交換や点検を検討すると安心です。


他のパーツと合わせて検討したいこと

ビンディングペダルはシューズとセットで初めて機能するパーツです。ペダルだけを新調しても、シューズのソールが対応する規格でなければ使用できないため、必ず組み合わせを確認してから購入しましょう。

さらに、ペダリング効率を活かすには、サドル高やクリート位置などのフィッティングも合わせて見直すと効果的です。ペダルを変えたタイミングは、フィッティング全体を点検する良い機会にもなります。

また、SPD-SLかSPDかの判断は、車体側の想定路面とも密接に関わります。舗装路中心のロードバイクか、未舗装路も走るグラベル・MTB寄りの車体かで、タイヤ幅や乗り方の傾向はそもそも変わります。走行スタイルに合わせて規格を決めたら、対応モデルをSPD・SPD-SL対応のビンディングシューズおすすめで比べておくと、ペダルとの組み合わせを判断しやすくなります。

シューズを新規で揃える場合は、SPD-SL用・SPD用いずれもソールの硬さ(剛性)にグレード差があります。日常的に長距離を走るなら剛性の高いソールがペダリング効率を高めますが、価格も上がる傾向があるため、ペダルとシューズを合わせた総予算で検討するのがおすすめです。走行頻度がまだ低い段階では、まずエントリーグレード同士の組み合わせから始め、規格に慣れてから上位モデルへ乗り換える進め方でも十分効果を実感できます。

ペダルと並んで手足の接点になるグリップも、乗り心地や疲れにくさを左右するパーツです。あわせて見直しておくとよいでしょう。


フラットペダルからのステップアップとして選ぶポイント

フラットペダルからビンディングペダルへの変更は、走行効率を高める効果が大きい一方で、着脱に慣れるまでの練習が必要です。ステップアップとして選ぶ際は、以下の順番で検討すると失敗が少なくなります。

  • 走る場所を先に決める: 舗装路中心ならSPD-SL、未舗装路・街乗り混在ならSPDが基本の対応関係です
  • シューズとセットで予算を組む: ペダル本体だけでなく、対応するビンディングシューズの購入も必要になります。すでに対応シューズを持っている場合は、その規格に合わせてペダルを選びます
  • フラットペダルは念のため保管しておく: 通勤・通学など毎回ビンディングシューズに履き替えるのが難しい日のために、フラットペダルへすぐ戻せるようにしておくと切り替えの選択肢が広がります
  • リリーステンションは軽めから始める: 多くのモデルは工具でテンションを調整できます。慣れないうちは軽めに設定しておきます(着脱の練習方法は下の注意を参照)
  • クリートの取り付け位置を確認する: 足の付け根(母指球)がペダル軸の真上に来るように調整すると、ペダリング効率が高まりやすくなります
  • 無理に安価なモデルを避けない: 規格互換性さえ守れば、価格帯にかかわらずステップアップの効果は得られます。まずは予算内で試してみることも大切です

クリートの取り付け角度も重要な調整項目です。多くのSPD-SL・SPDクリートは左右方向に数度の遊び(フロート)を持たせられ、膝への負担が気になるなら多少の遊びを残すと足首・膝の自然な動きを妨げにくくなります。初めて取り付ける際は、シューズを履いて自然に立ったときのつま先の向きを目安に、左右均等な角度から始めるとよいでしょう。

重要:

ビンディングペダルへの変更後、最初の数回はバランスを崩しやすくなります。まずは室内の固定ローラーや芝生の上など、転倒しても安全な環境で着脱を繰り返してください。慣れたら交通量の少ない平坦な直線道路で、信号待ちを想定した停止・発進を練習してから通常のライドに移りましょう。


ビンディングペダルに関するよくある質問

SPD-SLとSPDはどちらを選べばいいですか?

舗装路をロードバイクで走るならSPD-SL、MTBやトレッキング・通勤兼用で歩く機会が多いならSPDが向いています。SPD-SLは面で踏めてパワー伝達に優れ、SPDは小型で歩きやすいという違いがあります。

ビンディングペダルにすると何が変わりますか?

シューズとペダルが固定されるため、踏み込みだけでなく引き上げ方向にも力を伝えられ、ペダリング効率が上がります。フラットペダルからのステップアップとして定番の変更です。

ビンディングペダルは初心者でも使えますか?

着脱に慣れが必要ですが、多くのモデルは工具でリリーステンションを軽く調整できます。信号待ちなどで足を外す練習を平坦な場所で行ってから使い始めるのがおすすめです。

SPD-SLとSPDでシューズは共用できますか?

共用できません。SPD-SL用シューズはSPD-SLクリート専用の3穴、SPD用シューズはSPDクリート専用の2穴のソールになっており、規格が異なるシューズ同士の組み合わせはできません。

ペダルだけ買えばクリートは付属していますか?

この記事で紹介する6モデルはいずれもクリートが標準付属しているため、追加でクリートを購入しなくてもすぐに使い始められます。

カーボン製の安価なペダルは品質面で問題ありませんか?

GORIX GX-R31のようなSPD-SL互換モデルは固定強度を調整ネジで自分の脚力に合わせて設定できます。純正シマノ品と比べると価格重視の選択肢ですが、規格互換性は保たれています。


まとめ: ビンディングペダルは走る場所と歩く頻度で選ぶ

ビンディングペダルは規格の違いを理解してから選ぶことで、購入後のミスマッチを防げます。舗装路中心のロードバイクにはシマノ PD-RS500、MTBや通勤兼用で歩く機会が多いならシマノ PD-EH500、価格を抑えてSPD-SLを試したいならGORIX GX-R31が候補になります。フラットペダルからのステップアップは効果が大きい反面、着脱の練習が必要なので、安全な場所で慣れてから通常利用に移行しましょう。

走り方に合うペダルの価格をチェック

在庫状況・実売価格は変動するため、購入前に最新価格を確認してください。

※価格・在庫状況は変動します。購入前にご確認ください。