シマノとSRAMのグレード違い一覧|105とGXの対応表【2026年版】

シマノのロード系(Claris〜DURA-ACE)・MTB系(Altus〜XTR)とSRAM MTB系(NX〜XX1)の階層を1枚の対応表で横断比較します。ロード用105とMTB用GXはどちらが上か、予算別にどのランクまで手が届くかまで具体的に解説します。

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「シマノの105ってどのくらいのグレードなの」「SRAMのGXとNXって何が違うの」——コンポーネントのグレード表記は、ロード系・MTB系・メーカーごとに体系が異なるため、初めて聞くと混乱しやすいポイントです。しかも大半の解説記事はロード系かMTB系のどちらか一方しか扱わず、シマノ とSRAM の グレード 違いを横断して知りたいときに答えが見つかりません。

この記事では、シマノのロード系・MTB系とSRAMのMTB系を1枚の対応表にまとめ、グレードごとに何が変わるのか、予算に対してどこまで手が届くのかを具体的に整理します。

ヒント:

この記事でわかること: (1) シマノ・SRAMのグレード階層の全体像 (2) ロード系とMTB系を横断した位置づけの目安 (3) 予算別に狙うべきグレードの考え方


コンポーネントの「グレード」とは何か

自転車のコンポーネント(変速機・ブレーキレバー・クランクなどの駆動系パーツ一式)には、同じメーカー内でも複数の性能帯が用意されています。上位グレードほど軽量化・変速のスムーズさ・剛性・耐久性が向上し、価格も上がるのが基本構造です。

シマノとSRAMはそれぞれ独自のグレード名を持ち、さらにロード用とMTB用でグレード体系が完全に分かれています。同じメーカーでも「105」はロード専用の名称で、MTB用のコンポーネントには存在しません。ここを混同すると、パーツ選びやアップグレード時の予算感覚がずれてしまいます。

さらに厄介なのは、シマノとSRAMというメーカーをまたいだ比較になると、グレード名そのものが対応していないことです。「105とGXはどちらが上か」という質問には正解が1つあるわけではなく、価格帯・位置づけ・想定用途のどれで比較するかによって答えが変わります。この記事では価格帯と位置づけを基準に整理していきます。

ロード系ミドル〜上位

105グレードの実物をチェック

このあと解説するグレード階層の基準となる、シマノ105のデュアルコントロールレバーです。

※価格・在庫状況は変動します。購入前にご確認ください。


シマノ×SRAM グレード横断対応表

以下がこの記事の中核となる対応表です。同じ行にあるグレードが同格という意味ではなく、各系統の中での上下関係を横に並べて見比べるための整理表です。

位置づけShimano ロード系Shimano MTB系SRAM MTB系
入門ClarisAltusNX
下位ミドルSoraAcera
ミドルTiagraAlivioGX
上位ミドル105Deore
セミプロUltegraSLXX01
プロ・フラッグシップDURA-ACEXT / XTRXX1
  • Shimanoロード系: Claris < Sora < Tiagra < 105 < Ultegra < DURA-ACE の6段階
  • Shimano MTB系: Altus < Acera < Alivio < Deore < SLX < XT < XTR の7段階
  • SRAM MTB系: NX < GX < X01 < XX1 の4段階

SRAM MTB系はシマノMTB系より段階数が少なく、1グレードあたりの価格・性能の幅が広めです。GXはシマノでいうDeore〜SLXの間に相当する価格帯で流通していることが多く、「ミドルグレードでコスパを取りたい」層に選ばれています

また、シマノMTB系はSRAM MTB系よりも段階が細かく分かれているため、予算を少しずつ上げながら乗り換えたい人にはシマノ系、最初からミドル〜上位の性能を一気に狙いたい人にはSRAM系が合いやすい傾向があります。どちらも12速化以降は電動変速(Di2 / AXS)の選択肢も広がっており、機械式と電動式でも価格差が生まれる点は押さえておきたいところです。

情報:

表の対応関係はあくまで価格帯・位置づけを揃えるための目安です。ロード用とMTB用はギア比・ブレーキ規格・想定路面が異なるため、変速性能そのものを一対一で比較するものではありません。

なぜロード系とMTB系でグレード名が違うのか

ロード系とMTB系は要求される性能の方向性が異なります。ロード系は舗装路での巡航効率・軽量性・ダイレクトな変速フィールが重視される一方、MTB系は不整地での衝撃吸収・泥はけ・ワイドレンジなギア比が求められます。設計思想が異なるため、シマノは意図的にロード用とMTB用でグレード名を完全に分けています。SRAMも同様に、ロード用(RivalやForceなど)とMTB用(NX〜XX1)で名称体系を分離しています。


105とGXを実例に見る:ロード系とMTB系の違い

横断比較の具体例として、ロード系のシマノ105とMTB系のSRAM GXを見てみます。

シマノ SHIMANO 105 ST-R7000 左右セット 11S デュアルコントロールレバー リムブレーキ対応

シマノ SHIMANO 105 ST-R7000 左右セット 11S デュアルコントロールレバー リムブレーキ対応

4.6

ロードバイク用105グレードのデュアルコントロールレバー。11速対応でコンポ比較・アップグレード記事に最適な参考商品。実測レビューを踏まえたサイズ選びの参考にもなる一台。

  • 11速対応のデュアルコントロールレバーで変速がスムーズ、初めてでも扱いやすい
  • SLR EV機構の採用により軽い引きしろの操作感を実現、通勤や休日ライドに向く
  • ポリマーコーティングケーブルの採用で操作性が向上している、選ぶ際の決め手になる
  • Amazon.co.jp直販の純正品なので品質面でも安心できる

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¥23,542

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シマノ105のデュアルコントロールレバー(ST-R7000)は、Amazon参考価格 ¥23,542・レビュー数 341 の実績を持つロード系上位ミドルグレードです。11速対応でエントリーからミドルクラスのロードバイクに幅広く採用されています。

SRAM GX イーグルブースト クランクセット 175mm 12速 32T DUBスピンドル

SRAM GX イーグルブースト クランクセット 175mm 12速 32T DUBスピンドル

4.8

MTB用12速ドライブトレイン向けのSRAM GXクランクセット。DUBテクノロジーの採用で軽量かつ高剛性を実現。価格帯や用途に応じた比較検討にも役立つモデルである。

  • DUBテクノロジーの採用により軽量ながら高い剛性を確保、通勤や休日ライドに向く
  • X-SYNC2チェーンリングの採用でチェーンの静粛性が向上、選ぶ際の決め手になる
  • 12速MTBドライブトレイン専用に設計されたクランクセット、価格とのバランスも良い
  • 175mmの長さでアグレッシブなトレイル走行にも対応できる、初めてでも扱いやすい

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¥33,055

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一方、SRAM GXのEagleクランクセット(175mm)はMTB用12速ドライブトレイン向けで、Amazon参考価格 ¥33,055・レビュー数 280 となっています。DUBテクノロジーの採用で軽量かつ高剛性を実現しており、SRAM MTB系4段階のうち下から2番目(ミドル)に位置します。

用途が全く異なる2製品ですが、「ミドルグレードでどこまでの性能・価格が手に入るか」という視点では横並びで比較できるのがこの2製品の共通点です。

例えば、通勤・ロングライド用のロードバイクを組む際に105を選ぶ判断と、トレイル用MTBのドライブトレインをGXでまとめる判断は、どちらも「入門クラスでは物足りないが、フラッグシップまでは求めない」という同じ理由で選ばれています。価格帯が近いランク同士を比較すると、こうした選び方の共通点が見えてきます。


予算別・階層の選び方

コンポーネントだけを見て予算を決めるのではなく、車体全体の予算段階の中でコンポーネントに何%を割くかという視点で考えると失敗しにくくなります。目安を一覧にしました。

| 車体予算の目安 | ロード系の目安 | Shimano MTB系の目安 | SRAM MTB系の目安 | 傾向 | |---|---|---|---| | 〜5万円 | Claris〜Sora | Altus〜Acera | NX | 通勤・街乗り中心なら不満は出にくい | | 〜10万円 | Tiagra〜105 | Alivio〜Deore | GX | 重量・変速の滑らかさが体感で分かる境界線 | | 〜20万円 | Ultegra | SLX〜XT | X01 | 週末のロングライド・トレイル志向向け | | 20万円〜 | DURA-ACE | XTR | XX1 | レース・競技志向、軽量化を突き詰める段階 |

予算5万円前後: 入門ランクで十分

日常の通勤・街乗り中心であれば、Claris / Altus / NXクラスの入門ランクでも変速性能に大きな不満は出にくいです。まずは乗る頻度と距離を見極めてから予算を上乗せするのが無駄がありません。車体本体の予算配分についてはスポーツバイクの予算別の選び方ガイドで段階ごとの内訳を確認できます。

予算10万円前後: ミドルランクが分岐点

Tiagra〜105、Deore、GXあたりのミドルランクは、重量・変速の滑らかさが体感で分かりやすくなる境界線です。週末のロングライドやトレイル走行を視野に入れるなら、このクラスへの投資は費用対効果が高くなります。

予算20万円以上: セミプロ〜フラッグシップ

Ultegra、SLX〜XT、X01以上になると、上位ランク同士の差は日常使用では分かりにくくなります。レースや競技志向、極端な軽量化を求める場合に検討する段階です。予算配分に迷う場合は、車体本体とコンポーネントを含めた総予算の考え方をスポーツバイクの予算別の選び方ガイドで確認してから、どのランクまで手を伸ばすかを決めるのがおすすめです。


コンポーネント選びで注意したいこと

注意:

グレードの型番・互換性は年式・世代によって変更されることがあります。購入前に必ずメーカー公式サイトまたは販売店で現行モデルの互換性(速度段数・ブレーキ規格など)を確認してください。購入後の組み付け・調整は自転車店での実施を推奨します。

コンポーネントは単体で交換すると、既存の変速機・チェーン・スプロケットとの互換性(主に速度段数)が合わない場合があります。ランクアップを検討する際は、ドライブトレイン全体を同一世代で揃えるか、購入前に専門店へ相談することをおすすめします。


車種(タイヤ幅)が変わるとランクの考え方も変わる

ロードからグラベル・MTBへ乗り換える場合、コンポーネントのランクだけでなく想定する路面に応じて求められる耐久性の基準も変わる点に注意が必要です。舗装路中心のロード系では軽量性と変速のダイレクト感が重視される一方、砂利・土・岩を走るMTB系では衝撃への耐久性と泥はけの良さが優先されます。

  • 舗装路(23〜32c)中心: ロード系のランクを重視。軽さ・変速のスムーズさが体感に直結
  • グラベル・林道(35〜42c): ロード系・MTB系どちらの部品構成もあり得るため、フレームの互換規格を先に確認
  • シングルトラック以降(2.1インチ〜): MTB系のランクを重視。衝撃耐久性・ブレーキ制動力が優先度上位

車種横断でタイヤ幅・空気圧・適合車種を整理した内容は、タイヤ幅と路面の早見表ガイドにまとめています。コンポーネントのランク選びと合わせて確認すると、乗り換え時の予算配分がイメージしやすくなります。

特に32c前後のグラベルロードから2.1インチ前後のハードテイルMTBへ乗り換える場合は、変速機・ブレーキレバーだけでなくクランクセットの互換規格(軸径・チェーンライン)も変わることが多く、部品単位での流用はほぼできません。乗り換え時は車体ごと新調するか、専門店で互換性を確認したうえで部分的にアップグレードするかを事前に決めておくと予算計画が立てやすくなります。


まとめ

シマノとSRAMのグレードは、ロード系・MTB系でそれぞれ独立した階層を持ちます。Shimanoロード系はClaris〜DURA-ACEの6段階、Shimano MTB系はAltus〜XTRの7段階、SRAM MTB系はNX〜XX1の4段階というのが基本構造です。横断で見ると、105はロード系の上位ミドル、GXはSRAM MTB系のミドルという位置づけになり、予算10万円前後がランク選びの分岐点になりやすいことも押さえておくと、コンポーネント選びの予算感覚がつかみやすくなります。

グレード名だけを覚えるのではなく、「自分がどの路面をどのくらいの頻度で走るか」を起点にどのランクまで投資するかを決めるのが遠回りに見えて一番失敗の少ない選び方です。この記事の対応表を、次の部品交換やアップグレードの目安として活用してください。

また、車体本体を新調するか、既存のバイクをコンポーネント単位でアップグレードするかで、必要な予算は大きく変わります。迷ったときは、まず車体全体の予算段階を確認したうえで、どこまでランクを引き上げるかを検討する順番がおすすめです。

シマノとSRAMのどちらを選ぶかは、乗り換え予定の車種・普段使っている工具・近隣のショップでの取り扱い実績など、性能以外の要素も含めて総合的に判断すると失敗が少なくなります。

コンポーネント比較

グレード対応表の実物モデルをチェック

ロード系・MTB系それぞれのミドルグレードモデルの価格・在庫を確認できます。

※価格・在庫状況は変動します。購入前にご確認ください。

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